s-ヨシあっつ’s blog

今年65歳になった者です。自分のこと、社会のことマイ徒然草。よろしくお願いします。

念願叶う❗

 やっと念願の自分著書出版がかなった。アマゾンより、2月7日出版が決まった。 著書のタイトルは、『わかりやすい道徳授業の追究』~授業で本当に大切にしたいこと~ 仕事がら学校関係の内容です。でも、三分の一はエッセイ風にまとめてあり、読みやすいと思います。今後このブログ内で披露していきます。肩のこらない内容で読みやすく書きました。よろしくお願いいいたします。平成30年より先行前倒し、改訂。「特別な教科 道徳」となり、考え、議論する道徳授業が求められている。

        はじめに


日本大学芸術学部演劇学科演技専攻卒である私、将来プロの俳優になることが夢でした。卒業してすぐに劇団「文学座」や「青年座」研究生
試験を受験するも不合格の通知を受けました。下積みの生活を続けることを望まず、地元千葉にUターンし将来の進路をじっくり考えようとい
う方向を選択しました。夢破れ、故郷に戻ったわけです。

父が小学校教員であったこともあり、180度進路を変え、「親方日の丸」である公務員を志望しました。実家に戻って1年ほど経ったころ、
千葉経済大学付属高校に務めていた義理の従兄より勧められ、夜学のある千葉経済大学短期大学部二部に学士入学しました。そこで教員免許を取得し、昭和56年度教員採用試験に合格。S小学校に赴任し教員生活がスタートしました。初任のS小学校では演劇クラブを創設させていただき、校内発表も特別にさせていただきました。好きな演劇クラブにだけ尽力し教育活動・生徒指導には重きを置かず、全く二の次に捉えていました。正しく、「デモシカ」教師。異色の教員と言われ、いい調子にもなっていました。なんと風変わりな教師であったことでしょう。今思うと本当に恥ずかしい限りです。


そんな私ですが「道徳」に出会ったのが2校目のK小学校です。道徳に造詣の深い、教頭、校長のおられた学校で、道徳の研究推進の中心校でした。道徳の時間では副読本資料を範読し、授業をしていく。資料の範読は、得意の巻き、お手のものです。「これだ!」自分が培ったものを生かせる授業が道徳であったのです。子ども達を観客と見立てて登場人物になりきり感情込めながら範読する。私は道徳の授業が好きになりました。週1時間の授業ですが、朗読することを得意として授業展開していました。


昭和59年秋に千葉県の道徳教育研究大会をはじめ、K小学校では、市原市の特色ある学校指定を受け、道徳教育の自主公開研究を毎年していました。その後、転任しても道徳から離れずに継続した追究をしていきました。周囲の先生方の勧めもあり、千葉県教育研究会道徳教育部会の本部役員として活動することになり、平成19年度から平成24年度まで、研究部長も経験させて頂きました。

この間に、関東地区の研究大会・平成22年小学校関東地区研究大会千葉県大会 千葉大会、平成24年度中学校関東甲信越地区研究大会 市原大会と大会の実行委員として、基調提案させて頂きました。また任意の研究会である、元文科省小学校課程教科調査官である押谷由夫先生主宰の「心を育てる教育研究会」、上廣倫理財団主催事業の「心の教育研究会」に所属し、授業実践提案の貴重な機会を幾度となく頂きました。多くの学びの機会と場を与えて頂き、35年を越える道徳授業の研究、私はその足跡を無駄にしたくないという思いにかられました。どうにかして若い教師の皆さんに伝えられないかと考えたすえ、冊子に残すことに至ったわけです。

そこで本著書のコンテンツですが、以下の4項目になります。
1.授業をしくむ教材分析のあり方
2. これまでもされてきた指導技法の紹介とその有効性
3.「考え、議論する道徳」について
4.道徳授業で大切にしたいこと

これらのことを述べていきたいと考えます。明らかにできるところは、つまびらかに明らかにしていきたいと考えます。道徳の授業をよりよいものにしていくには、どんなことが必要なのか。また、なにを大切に授業に臨めばよいのか。道徳の授業創りの参考としてお役に立てればと思います。日頃、授業をしていて考え悩む先生に、その悩み解消の糸口となり、本著書が打開策を得るものとなっていくならこの上ない喜びです。また、ご感想やご意見、あるいはご批評をお寄せ頂けるなら、大変有り難く思います。どうぞよろしくお願いいたします。

令和3年 1月                       
                                                     ヨシあっつ